2006年 02月 19日
音楽は電気 |
まあ、またいつものアレだ。
「今日のリーガル明日のイリーガル」
ってやつ。
危険信号を出しまくったネット上の文章を最初に見た時は
どこかのお調子者たちがちょっとした法改正に尾ひれをつけて
アジってるだけだと思ってた。
冗談だと思って鼻で笑ってた。
でもホントなんだよね、、、
某有名中古量販店に行ったら、大好きな「ジャンク」コーナーが
軒並み全部半額。
どの値札にも"3月31日まで"の文字。
緊急事態なのが察せられる。
細かく言えばACアダプターだけ新しくすれば販売していいだの
諸説飛び交ってはいるが、どっちにせよこんな曖昧な法律取り締まる
方も楽じゃないだろうに。(法律認知の生贄になる奴はいそうだけど)
ただ本当に機能しちゃうもんなら各方面被害は甚大。
古い機材買えない&修理も出来なくなったらどんなにいやな音でも
絶対新品使わなきゃいけないって事でしょ?これって。
リペア業者は?リサイクルショップは家具と古着だけ?
はぁーーーーーーーーーーーっ
誰か有名ミュージシャンが電気用品安全法違反で捕まってくれたら、、、
なんてよからぬ妄想もそりゃ沸いてくるわ!(ボビー!)
物心付いた時(高校生)から電子音にどっぷりな自分にとっては突然
「あなたが違法です」って言われたみたいで、呆気にとられてるってのが
正直なところ。
自分にとっては音楽は電気。
これはどうにもならん。
先日もここに書いた内容にもあるように、音楽の歴史の中で電子音
は既に半世紀分もの時間を費やしたのだ。
もちろん音楽だけじゃない。
過去の技術を礎に現在の製品があるんじゃないのか?
それらに対する敬意は悪ガキの吐くガムのように捨てられたわけだ。
願わくばそれこそガムのように踏みにじるものに粘りついて行って欲しい。
ぐちゃぐちゃ言ってても仕方ないし何が出来るだろうと調べていたら
署名を集めているところを発見。
何でこんなこと、、、と釈然としない思いを胸に即参加。
賛同者は下記参照。
あと現在放送中のラジオの内容をアンチ電気用品安全法に変更。
リスト頭に特製警報付き。
選んだ曲はどれも電気機器、新たな電子音を自分の音楽に取り入れようと
奮闘したパイオニア達の作品であり、未知の音と出会うことを恐れなかった
偉大な冒険者達の軌跡だ。
重要なのはこれらの作品に使用されている電気楽器、発信機等は壊れたら
法案可決後の日本では修理できないので、この音いいなと思っても何年か後
には日本に居ては作れない音って事。
パパッと選んだのでこれから徐々に追加する予定。
古きよき日本なんて言ってるそばから、トチ狂いやがって。
バカじゃねーの。
【電気用品安全法に対する電子署名運動のお願い】
発起人:坂本龍一、高中正義、椎名和夫、松武秀樹
⇒http://www.jspa.gr.jp/pse/
2006年4月1日より経済産業省が完全施行する電気用品安全法に対する、
我々音楽家や録音スタジオ、コンサート音響機器業者、音楽愛好家、楽器
販売店へこの法案の規制緩和(規程変更)の同意を求める署名運動を起こします。
この法案は「日本の文化・芸術」にとって、大変憂慮すべき事態と認識しており、JSPA HP http://www.jspa.gr.jpにて署名運動を開始しました
皆様の御理解と御協力を宜しくお願いいたします。
◆ 電気用品安全法とは…
⇒http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S36/S36HO234.html
by daisukematsusaka
| 2006-02-19 10:21
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